8月23日(火)、サンケイリビング新聞社「リビング子ども科学大学」が奈良キャンパスにて開催されました。

 8月23日、サンケイリビング新聞社主催の「親子で実験 リビング子ども科学大学2016」が農学部奈良キャンパスにて開催されました。
小学校高学年を対象として、25組50名の親子が参加したこのイベントには、夏休みの自由研究にしようと参加した小学生も多く、講師を務める応用生命化学科の森山教授の説明を熱心に聞いていました。

今回の実験テーマは「食品タンパク質を分析してみよう」。
卵、牛乳、大豆、肉など身近な食品に含まれるタンパク質は、人の体を作る大切な栄養素です。
いろいろな食品に含まれる「タンパク質」を「電気泳動」という特別な装置を使う方法で分離し、各食品に含まれるタンパク質の違いを観察します。また、未知の食品Xを同様に分析して、その正体を推理します。
さらに、タンパク質の構造やはたらき、その設計図や遺伝子の関係などについても勉強します。

今回、サンプルに使う食品は「卵白」「卵黄」「全卵」「牛乳」「豆乳」「ホウレンソウ」「じゃがいも」そして、謎の食品「X」。
研究室のスタッフ達による指導のもと、ホウレンソウをすり潰してガーゼで搾り出したり、じゃがいもをミキサーにかけて水で薄めたりしました。自宅では当たり前のように見ている食べ物を、小学校では取り扱いをしない実験器具で測ったり混ぜたりするのは、子供たちにとっては非常に新鮮で興味深いものだったのでしょう、お父さんやお母さんと協力をしながら楽しそうに実験を進めていました。

電気泳動装置にかけている間を利用して、森山教授から「タンパク質」は20種類からの「アミノ酸」で出来ていること、人体で行われている消化と吸収のひみつ、すり潰したりかき混ぜたりすることで「タンパク質」を変性させると、より消化・吸収がしやすくなることなどが説明され、子どもたちは興味津々に耳を傾けていました。

昼食後、いよいよ実験結果の観察と、謎の食品「X」の正体を探ります。
それぞれのサンプルに含まれるタンパク質が、分子量マーカーに反応して青い帯になっている様子に実験室が湧き上がります。
特徴的なマーカーの位置から、ぴったりと重なる2つの食品を探し当てて、5つの班は見事謎の食品Xの正体にたどり着くことが出来ました。

夏休みの自由研究にしたいと意気込む子どもたちに向けて、今回のプロトコル(実験の手続き)が入ったCDが森山先生からプレゼントされるなど、終始和やかな雰囲気のまま、実験は無事に終了しました。夏休みも終わりに近づいた中、親子で協力しながら参加する今回のイベントは皆さんの良い思い出になったことでしょう。

近畿大学 農学部
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TEL(0742)43-1511
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