環境管理学科 早坂大亮 講師が執筆(共著)した「Ecological Impacts of Tsunamis on Coastal Ecosystems」が発刊されました。

 Springer社から「Ecological Impacts of Tsunamis on Coastal Ecosystems」(占部城太郎、中静 透 編、共著:早坂大亮(近畿大学)、他)が発刊されました(11月8日)。

 2011年3月に発生した東日本大震災(英名:Great East Japan Earthquake)から6年近くが経ちました。原発事故被災地周辺を除き多くの地域で復旧が進み、徐々に普段の生活を取り戻しつつあります。
 多くの方にとって今回のような自然災害は負の影響しか及ぼさないと考えてしまいがちですが、自然環境や生態系の立場に立った場合、これらの「撹乱」は決して負の影響だけをもたらすものではなく、むしろ生物多様性の維持や群集集合、また、生態系の再生にとって必要なイベントであると考えられています。一方で、「津波」のような発生頻度が低い偶発的な撹乱のもつ生態学的意義(エコロジカル・コンシークエンス)については謎な部分が多いことから、学問的には非常に貴重なケーススタディとなりました。

 本書は、生態系の機能を活用した減災(EcoDRR)システムの構築に向けた一助とすべく、陸域・水域の生態学者がそれぞれの専門分野に即して、東日本大震災津波の生態影響について調査した結果をまとめ報告したものです。大学生以上向けの書物となっておりますが、研究者やNGO、GPO、行政機関の方にとっても役に立つと考えます。

B5版 410頁 電子版     139米ドル
       ハードカバー  179米ドル
発行元 Springer 平成28年11月8日発行
ISBN 978-4-431-56446-1

詳細は以下のWebサイトを御覧下さい。

近畿大学 農学部
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TEL(0742)43-1511
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