応用生命化学科Department of Applied Biological Chemistry

科学の支店で生活を豊かにする、新しい生物資源を開発。

学びClose Up!

実社会で求められる、生物系・化学系の知識を習得。

応用生命化学科では酒類試験製造免許を取得しており、清酒・ビール・ワインなどの製造実習を通じて、酒の発酵に必要なバイオテクノロジー技術も学ぶことができます。実社会で広く求められる生物系・化学系の知識を習得することができるため、卒業後はバイオテクノロジーや化学技術を駆使する各種企業での活躍が期待されます。また、約4割の学生は大学院に進学しています。

Touch! 農学部

健康になれるお酒をめざして
~酵素を利用した機能性食品素材の製造~

ビール、清酒などは酵母による糖類の発酵によって生成したアルコールを利用した嗜好性飲料と位置づけられていますが、ビールは「液体のパン」、清酒は「酒は百薬の長」と呼ばれているように、栄養価の高い食品(飲料)としての特性も併せ持っています。ビールや清酒の製造工程にはデンプンから発酵性の糖類を生成させ糖液を調製する工程が必要ですが、この工程では麦芽や麹菌が持っている様々な酵素が働き、発酵性の糖類以外にも血圧上昇を抑える成分(ACE阻害ペプチド)や血栓を溶かす酵素(線溶酵素)など機能性を有する成分が生成することが知られています。食品微生物工学研究室では、こういった機能性を示す成分の効率のよい生産に利用できる麦芽や麹菌が持つ酵素を探し、食品製造に利用することによって、高い機能性を有する食品素材を発酵生産する技術の開発に取り組んでいます。さらに、この技術をお酒造りの工程に応用することで、身体に良い働きをする成分をたくさん含んだお酒、いわば「飲んで健康になれるお酒」の開発をめざしています。