教員インタビュー

農業生産科学科 育種工学研究室
種坂 英次 教授(農学博士)※取得学位の表記については、本ページ統一表記となっております。

ゴマの栽培種と野生種を交配し、遺伝的特徴を調べる

ゴマの栽培種と野生種を交配し、その後代の遺伝的特性を調べており、現在は富山大学との共同研究の中でゴマの連鎖地図を作成しています。
染色体上のどこに栽培化にかかわる遺伝子があるのか? 野生種の遺伝子と比較して何が違うのか? これらを明らかにすることは、我々の祖先が成し遂げた栽培化という成果を正当に評価することにつながるとともに、品種改良(育種)の可能性も大きく広げます。

大学生活でどんなことを学んで欲しいですか?
そのためにどんな取り組みや工夫をされていますか?

時間は十分にあります。多くのことに興味を持ち、あせらず確実に自分自身のものとして蓄積していってください。小説、自然科学、社会科学、芸術の枠にとらわれず、いわゆるハウツーものではない、しっかりした本をたくさん読み味わってください。

私自身は?というと、少しさぼりすぎたようですが、まだ何年か残っています。

どんな研究室ですか?

「アイデアを出す自由、失敗する自由」、そんな研究室であればいいと思っています。

まあ、一度おたずねください。

最後にメッセージをお願いします

農学は自然の生物群集と人間社会の接点を研究するところが魅力的です。今のところ、我々は石油や石炭では動けないので、植物を栽培し、動物に餌を与えて、適当に育った段階で捕食しています。ここが自生植物を食べるシマウマや、そのシマウマを食べるライオンとは異なる人間の知恵であり、偉そうに振舞っている要因でもあります。それでは、食糧生産に関してはゼロエミッションかというと?・・・

先生紹介(略歴)

学歴
(大学~)
学校名 学部・学科・専攻名
大阪府立大学 農学部・農業生物学コース
同大学大学院 農学専攻前期課程修了・後期課程中退
職歴
(主要な職歴)
職務内容
近畿大学農学部助手
同講師、British Columbia大学客員研究員
同教授、現在に至る
担当講義科目 植物遺伝育種学、応用菌類学
現在の専門分野 遺伝学、育種学、生態学
現在の研究課題 1 シイタケの木材腐朽力の変異を利用した栽培期間の短縮ときのこ収量に関する育種学。特にリグニンと呼ばれる難分解性木質成分の分解に関係する酵素群と遺伝子群の探索と利用。
2 食用担子菌類におけるモデル生物としてのエノキタケ基礎ゲノム情報の整備。
3 ゴマ祖先野生種の決定。特に休眠性など野生植物から栽培植物への進化過程での遺伝的変化の追跡、および減数分裂異常による生殖的隔離と種分化に関係する遺伝子の追跡。
主な研究活動 活動内容
 以下、1と2は休日の研究:
1 種数-面積関係からみた外生菌根菌の定着成功における最少閾値面積の推定
2 照葉樹林文化圏とブナ帯文化圏におけるきのこ食習慣と一次自然植生の関係
3 「ヒエ属植物の国際雑草化に関する海外学術調査」におけるアメリカ合衆国、オーストラリア、パプアニューギニアでのフィールド研究
所属学会
(主要な所属学会)
日本育種学会、日本植物学会、日本森林学会、日本菌学会、米国菌学会
クラブ・同好会 古寺研究会顧問
所属研究室HP
近畿大学 農学部
〒631-8505 奈良県奈良市中町3327-204
TEL(0742)43-1511
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