水産学科 水産生物学研究室
小林 徹 准教授(農学博士)
※取得学位の表記については、本ページ統一表記となっております。
どんな研究をされていますか?
魚類の新品種作出のための発生工学的技術開発と品種改良のための遺伝子配置を研究しています。倍数体作出、単性発生、細胞移植、核移植などの胚操作技術や細胞保存技術の開発、そのための魚卵の受精から孵化までの間に起こる形態形成運動過程、さらに生殖巣形成、雌雄分化過程の知見の集積を行っています。また、魚類の遺伝子配置や有用遺伝子を探索し、養殖品種の成長や肉質などの遺伝特性の改良に繋げます。
大学生活でどんなことを学んで欲しいですか?
そのためにどんな取り組みや工夫をされていますか?
大学時代の4年間は自分が何をやりたいのかを見定める時期です。自分が志向する分野や仕事が何かを常に貪欲に考えることが重要です。目標が決まれば、学ぶ方向は自ずと見えます。それは、授業の内容だけとは限りません。また、その目標を理解してくれる友人をつくりましょう。何もやらずに「どうせ」などと言わず、何にでも果敢に挑戦する気概をもって望んでください。
どんな研究室ですか?
養殖学や資源学などの水産学的応用に繋がる水産生物の生物学的基礎の解明を行っています。主として魚類の遺伝と発生に関わる基礎知見を解明し、養殖における品種改良や系統作出の作出効率を上げたり、性決定機構の解明を目指したり。学生たちは自らの興味に従った実験観察を通じて、毎日新鮮な驚きを楽しんでいます。
最後にメッセージをお願いします
受験勉強は誰がやっても大変だと思いますが、キャンパスライフを謳歌する自分の姿や大学生活でやってみたいことなどを想像してみると、闘志がわいてきます。今やっていることは、大学生活でも是非必要なことです。身につければそれだけさらなるジャンプアップの力になります。がんばってください。
先生紹介(略歴)(クリックすると詳細がご覧になれます)
学歴
(大学~) |
学校名 |
学部・学科・専攻名 |
| 近畿大学 |
農学部水産学科淡水増殖学専攻 |
| 東京大学大学院 |
農学生命科学研究科論文博士 |
職歴
(主要な職歴) |
職務内容 |
| 1985年4月 滋賀県水産技術吏員、滋賀県醒井養鱒場 技師 |
| 1993年4月 滋賀県水産試験場 主任技師 |
| 1997年4月 近畿大学農学部水産生物学研究室 助手 |
| 2000年4月 近畿大学農学部水産生物学研究室 講師 |
| 2004年4月 近畿大学農学部水産生物学研究室 助教授 |
| 2007年4月 近畿大学農学部水産生物学研究室 准教授 |
| 担当講義科目 |
魚類育種学(2年生)、魚類発生生物学(3年生)、魚類育種学特論(大学院) |
| 現在の専門分野 |
魚類の遺伝学,育種学への応用を目指した胚操作等の細胞工学技術開発。
魚類養殖のための有用系統の作出と多型遺伝子探索。 |
| 現在の研究課題 |
コイ科、サケ科、スズキ目魚類等、水産学上重要魚種の胚発生過程の比較発生学的解析。胚操作技術体系の確立。性分化形質関連、成長形質関連の各責任遺伝子とそれらに連鎖する遺伝子群の探索。 |
| 受賞歴 |
受賞内容 |
| European Aquaculture 2007, Best Poster Award, in Istanbul. |
| 主な研究活動 |
活動内容 |
□1985-1996ニジマスやアマゴ、ニゴロブナやホンモロコの三倍体や雌性発生二倍体の作出、生物学的特性の解明、雌性発生育種、クローン作出などを研究。
□1997-魚類の遺伝子改変技術開発、特に2000年からはホンモロコの成長形質改変を推進。
□2003年から21世紀COEで水産研究所と協力しマサバ、マダイ、クロマグロ等海産魚の発生過程と始原生殖細胞の動態解明を遂行。
□現在、魚類性分化機構の解明と重要養殖魚の責任遺伝子探索を推進中。 |
所属学会
(主要な所属学会) |
日本水産学会、日本水産増殖学会、日本マリンバイオテクノロジー学会
日本動物学会、日本発生生物学会、日本分子生物学会、日本魚類学会 |
| クラブ・同好会 |
水産実理研究会 |
| 所属研究室HP |
http://nara-kindai.unv.jp/02gakka/02suisan/suisanseibutuken-hp/index.html |
| 自己紹介HP |
http://nara-kindai.unv.jp/02gakka/02suisan/suisanseibutuken-hp/kobayasi.html |