水産学科 海洋分子微生物学研究室
中山 昭彦 教授(農学博士)
※取得学位の表記については、本ページ統一表記となっております。
どんな研究をされていますか?
水深5,000~6,000 mのから採取した深海性魚類の腸内には、深海極限環境(高圧、低温)に適応した偏性好圧細菌(大気圧下では増殖せず加圧下でのみ増殖する)が生息しています。この細菌の酵素の高圧、低温への適応機構を分子生物学的に明らかにすることに挑戦しています。現在は、結晶化したこの酵素タンパク質のX線回析による構造解析に取り組んでいます。また、深海性魚類の腸内細菌相を腸内に存在する遺伝子のクローニングにより試みています。
大学生活でどんなことを学んで欲しいですか?
そのためにどんな取り組みや工夫をされていますか?
自分の言葉と行動に責任を持つということ学んで欲しい。また、一日一日を大切に、特に、二十歳台の貴重な時間を無駄にしないように望んでいます。学生が研究室に来た時には、それとなくこれらの思いを伝えるようにしています。
どんな研究室ですか?
卒論は厳しいと思います。単にキットを使って、結果が出たら良いのではなく、そのキットの反応機構まで十分理解して実験をするように指導します。常に、学生が行う操作の意味を理解することで、将来成長できるように応用力を養うように心がけています。
先生紹介(略歴)(クリックすると詳細がご覧になれます)
学歴
(大学~) |
学校名 |
学部・学科・専攻名 |
| 昭和44年3月:三重県立大学 |
水産学部水産製造学科卒業 |
| 昭和47年3月:京都大学大学院 |
農学研究科修士課程(水産学専攻)修了 |
| 昭和48年3月:京都大学大学院 |
農学研究科博士課程(水産学専攻)1年修了 |
職歴
(主要な職歴) |
職務内容 |
| 昭和48年4月:財団法人東洋食品研究所微生物研究室(研究員) |
| 昭和61年4月:水産庁・東海区水産研究所保蔵部微生物研究室(室長) |
| 昭和62年4月:水産庁・中央水産研究所利用化学部応用微生物研究室(室長) |
昭和63年8月:JICA第三国研修派遣専門家
(ペルー水産技術研究所で、中南米16カ国の研究生を1ヶ月半にわたって指導) |
| 平成3年4月〜平成5年3月:人事院国家公務員採用Ⅰ種試験(水産)試験専門委員を併任 |
| 平成8年4月:文部教官(東京水産大学教授大学院水産学専攻)を併任 |
| 平成10年4月:近畿大学農学部水産学科水族環境学研究室(教授) |
| 平成15年4月:福井県立大学海洋生物資源学部非常勤講師(食品微生物学)現在に至る |
| 平成18年4月:近畿大学農学部水産学科海洋分子微生物学研究室(教授) |
| 担当講義科目 |
海洋分子微生物学、食品微生物学 |
| 現在の専門分野 |
海洋微生物学、食品微生物学 |
| 現在の研究課題 |
深海偏性好圧細菌のリンゴ酸デヒドロゲナーゼの深海極限環境(高圧、低温)への適応機構の解明
深海性魚類腸内細菌相の解明 |
| 受賞歴 |
受賞内容 |
| 昭和57年社団法人日本缶詰協会より、逸見賞を授与される。 |
| 主な研究活動 |
活動内容 |
昭和54年~55年、厚生省科学研究費「乳飲料の耐熱性微生物に関する研究」
昭和63年~平成2年、農林水産技術会議大型別枠「生物資源の効率的利用技術開発に関する総合的研究(バイオマス計画)」
平成元年~平成2年、科学技術振興調整費「海洋深層資源の有効利用技術の開発に関する研究」
平成3年~平成12年、農林水産技術会議大型別枠「新需要創出のための生物機能の開発・利用技術の開発に関する総合的研究(バイオルネッサンス計画)」
平成13年度笹川科学研究助成(研究室の博士前期課程院生に取らせる) |
所属学会
(主要な所属学会) |
日本水産学会、日本農芸化学学会、日本分子生物学会、日本微生物生態学会、極限環境微生物学会、American Society of Microbiology |
| クラブ・同好会 |
キンボール同好会顧問 |