教員インタビュー

応用生命化学科 森林生物化学研究室
板倉 修司 教授(農学博士)※取得学位の表記については、本ページ統一表記となっております。

RNAのはたらきを知ることで、シロアリの制御と利用法を考える

タンパク質の設計図であるmRNA(メッセンジャーRNA)を減少させるRNA干渉という手法を使って、シロアリの遺伝子の働きを調べています。mRNAの種類をかえることで,シロアリを増やしたり,撲滅したりすることができるか調べています。最近は、microRNA(マイクロRNA)についても解析をはじめました。microRNAもmRNAのはたらきを抑制します。シロアリの利用法も考え中です。

大学生活でどんなことを学んで欲しいですか?
そのためにどんな取り組みや工夫をされていますか?

学生の皆さんには「考えるクセ」を付けて欲しいですね。高校までは教科書に書かれていることを学んでいれば良かったと思いますが,大学では「教科書に書かれていることは正しいのか?」常に疑問を持ちながら学んでください。そのためには,自ら進んで調べることが重要となります。これは研究にも当てはまります。何事にも興味をもって,当たり前と思われている事柄にも疑問をもち,常に真理を探究するよう心がけてください。

どんな研究室ですか?

一言でいえば「フレンドリーな研究室」です。院生と4年生はもちろん,4年生同志がディスカッションしながら研究を進めています。毎日お互いに教えたり教えられたりしながら実験しています。もちろん教員も実験やディスカッションに参加します。他の人に教えるという貴重な経験など,学生時代に身に付けた能力は,実社会に出てきっと役立ちます。

最後にメッセージをお願いします

「すべての道は天竺に通ず さらば悟空よ でたらめに行け」という言葉があります。先の見えにくい不安定な時代に住んでいる私たちには,常に新しいことにチャレンジする精神が必要ではないでしょうか。もちろん他の人の迷惑になるようなことはしてはいけませんが,常識の枠にとらわれず,やりたいこと興味のあることにトライする気持ちを大切にしてください。

先生紹介(略歴)

学歴
(大学~)
学校名 学部・学科・専攻名
京都大学 農学部・林産工学科
京都大学大学院 農学研究科・林産工学専攻
職歴
(主要な職歴)
職務内容
日本油脂株式会社・油化学研究所
近畿大学農学部・助手
近畿大学農学部・講師
シドニー大学・生化学科(在外研究)
近畿大学農学部・准教授(助教授から職制移行)現在に至る
担当講義科目 物理化学,分子生物学,森林資源科学
現在の専門分野 昆虫生化学,木材保存学
現在の研究課題 シロアリの階級分化機構の解明
マイクロサテライト遺伝子型解析による外来種シロアリのコロニー構造解析
RNA干渉を用いたシロアリ共生原生生物の制御によるシロアリ駆除法
受賞歴 受賞内容
日本環境動物昆虫学会研究奨励賞
主な研究活動 活動内容
・日本木材学会生物劣化研究会2009年秋期講演会「アメリカカンザイシロアリの予防と防除-長期優良住宅の実現に向けて-」で「遺伝子解析による被害拡大の様相の推定」について講演
・日本家屋害虫学会30周年記念大会シンポジウムで「地下性シロアリの防除に向けての最新の知見」について講演
・近畿大学農学部里山学連続講座で「分解者としてのシロアリ-そしてシロアリ利用の可能性を探る」について講演
・Sociobiology, Vol. 54, 77-87 (2009)に,共生原生生物を標的としたRNA干渉による宿主シロアリの駆除を発表
所属学会
(主要な所属学会)
日本環境動物昆虫学会,日本応用動物昆虫学会,日本木材学会,日本材料学会,セルロース学会,国際社会性昆虫学会,環太平洋シロアリ学会
クラブ・同好会 バレーボール同好会部長
近畿大学 農学部
〒631-8505 奈良県奈良市中町3327-204
TEL(0742)43-1511
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