教員インタビュー

食品栄養学科 生体機能学研究室
上嶋 繁 教授(医学博士)※取得学位の表記については、本ページ統一表記となっております。

食品の機能性成分を解析・解明し、
生活習慣病の予防につなげる

食品にはヒトの体を作り、成長させる栄養素だけではなく、生体の機能や生命活動を維持するために重要な成分も含まれています。これが、ポリフェノール類をはじめとする機能性成分と呼ばれるものです。
本研究室ではこれら食品由来の機能性成分に着目し、生体機能の維持あるいは増進に役立つ成分の解析・解明に取り組み、生活習慣病の発症を予防する食物や食品に含まれる機能性成分について研究を行っています。

大学生活でどんなことを学んで欲しいですか?
そのためにどんな取り組みや工夫をされていますか?

管理栄養士は食を通して国民の健康を守る、非常に責任の重いコメディカルスタッフの一員です。当然、そのための知識や技量など、最低限のスキルは習得しなければなりません。それだけではなく、絶えず探究心を持ち、時々刻々変化する情報をキャッチして、それらを自ら解析・分析する能力を養っていただきたいと思います。そのために、講義では現在の医療にかかわる最新の情報を取り入れ、ゼミでは最新の論文を取り上げています。

どんな研究室ですか?

学生の自主性を尊重します。卒業研究のテーマを決める際にも、まず学生が興味を持っている事柄について学生とディスカッションを重ねることから始めます。研究室に所属の学生と教員との親睦も図っており、誕生会やゼミ旅行などは学生主体で実施しています。勉学、研究、親睦会などを通じて研究室での生活が思い出深いものになるよう心がけています。また、当然のことながら、「社会人として最低限のマナーは守るように」と指導しています。

最後にメッセージをお願いします

大学では、学習すべき講義を自分で決め、一週間の時間割も自分で作成しなければなりません。さらに大学では受身的な講義だけではなく、自学自習が強く求められます。このように、学ぶ目的や内容を自分で見つけ、それらを学習することによって自らのキャリアを向上させることは、大学を卒業してからも必要不可欠です。

先生紹介(略歴)

学歴
(大学~)
学校名 学部・学科・専攻名
近畿大学 医学部・医学科
近畿大学大学院 医学研究科・内科学系専攻
職歴
(主要な職歴)
職務内容
近畿大学医学部附属病院 第二内科 研修医
岸和田市民病院 内科
近畿大学医学部 第二生理学教室 助手・講師・助教授
近畿大学農学部食品栄養学科 教授
担当講義科目 人体機能生理学、疾患学総論
現在の専門分野 生理学、分子細胞学、血液学、栄養生理学
現在の研究課題 線溶系因子の作用に影響をおよぼす食品成分の解析
血管内皮細胞や脂肪細胞の生理作用に影響をおよぼす食品成分の解析
食品成分と抗加齢(アンチエイジング)とのかかわりについて
主な研究活動 活動内容
種々の病態における線溶系の役割を研究するとともに、血管内皮細胞の生理的機能におよぼす食品成分の影響や作用機序について解析し、血栓症の発症を阻止する食品成分の探索を行っています。また、脂肪細胞に作用して脂肪細胞からの生理活性物質の分泌を制御する食品成分の解明を行っています。さらに、悪性腫瘍細胞の細胞機能を制御する食品成分、食物抽出物質を解析しています。これらの研究成果を欧文誌などで論文発表するとともに、所属する学会のシンポジウムやワークショップで発表しました。また医科系の大学生やコメディカルスタッフを対象にした生理学の教科書および参考書の執筆にも、分担執筆者として関わっています。
所属学会
(主要な所属学会)
日本生理学会、血栓止血学会、日本病態生理学会、日本分子生物学会、日本内科学会、国際線溶蛋白分解学会、国際血栓止血学会
所属研究室HP
自己紹介HP
近畿大学 農学部
〒631-8505 奈良県奈良市中町3327-204
TEL(0742)43-1511
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