教員インタビュー

環境管理学科 環境政策学研究室
鶴田 格 教授(農学博士)※取得学位の表記については、本ページ統一表記となっております。

「人や環境に優しい」経済の在り方を学ぶ

タイやアフリカの農村を対象に、コミュニティー内部での相互扶助的な経済の在り方について研究。
例えばアフリカの農村では、家族間で食料などを助け合ったり 自然環境から過剰に資源を収奪しないなど、「人や環境に優しい」経済の在り方が実践されています。これらは、現在の資本主義経済のグローバル化がもたらした貧富の格差の拡大や、環境破壊を批判するための視点を提供してくれます。

大学生活でどんなことを学んで欲しいですか?
そのためにどんな取り組みや工夫をされていますか?

授業ももちろん大切ですが、授業以外の学生主体でおこなう自主的な活動も重要です。環境管理学科には、公式のクラブや同好会以外に、非公式のさまざまな学生グループがあります。たとえば里山で生き物調査をしているグループや、キャンパス・エコ活動をおこなっているグループ、フェア・トレードを推進するグループなどがあるので、そういう活動にぜひ参加してほしいとおもいます。

どんな研究室ですか?

「フィールドが教室だ」を合言葉に、野外調査や現地でのワークショップを中心に運営されています。京都府や奈良県の農村部をフィールドとして、住民から聞き取りをしたり、イベントに参加したり、町おこしの提案を行ったりしています。またキャンパス内では「古代米の郷」と称してむかしの棚田の復活にも取り組んでいます。学生の自主性を尊重する、自由な雰囲気の研究室です。

最後にメッセージをお願いします

大学は、一義的には教員や先輩から何かを「教わる」場所ですが、それだけではありません。自分が本当は何を学びたいのかを自分自身で追求していく場でもあります。受身で「教わる」だけでなく、自分から積極的に「学ぶ」姿勢を貫いてほしいと思います。

先生紹介(略歴)

学歴
(大学~)
学校名 学部・学科・専攻名
京都大学 文学部 卒業
京都大学 大学院農学研究科単位取得退学
職歴
(主要な職歴)
職務内容
近畿大学農学部講師
近畿大学農学部准教授
担当講義科目 農学と社会、環境社会学、開発人類学
現在の専門分野 農業経済学、文化人類学、農村社会学
現在の研究課題 *アフリカおよび東南アジア農村における慣習経済の研究
*フェア・トレードが途上国農村に与える影響に関する研究
*地域通貨などオルタナティブ経済の理論的研究
主な研究活動 活動内容
*中部タイ農村の社会経済的変容に関する研究(1991年~1994年)
*南部タイ農村にフェア・トレードが与えた社会経済的インパクトに関する研究(2001年~2007年)
*アフリカ農村におけるモラル・エコノミーの研究(2003年~2006年)
*東アフリカのスワヒリ系住民の社会史に関する研究(1995年~現在)
*奈良県農村部の自然環境および社会経済の変容に関する研究(2008年~現在)
所属学会
(主要な所属学会)
日本アフリカ学会、環境社会学会、地域農林経済学会、中部農業経済学会
近畿大学 農学部
〒631-8505 奈良県奈良市中町3327-204
TEL(0742)43-1511
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