教員インタビュー

環境管理学科 水圏生態学研究室
細谷 和海 教授(農学博士)※取得学位の表記については、本ページ統一表記となっております。

魚類学を専攻し、幅広い分野から生物多様性を重視した研究を展開

専門はずばり魚類学です。進化系統、解剖、系統分類学、それに外来種や自然保護に関連する分野を中心に、生物多様性を重視する立場から研究を進めています。
これまで日本の淡水魚の各種図鑑、希少種保護、外来種問題に関する書籍などを出版してきました。現在は「保全分類学」という新たな学問領域で、シーボルトがオランダに残した標本の精査に取り組み、日本の野生動物相の原風景を探っています。

大学生活でどんなことを学んで欲しいですか?
そのためにどんな取り組みや工夫をされていますか?

大学を、単に学問を学ぶだけの場としてではなく、社会に出るための道場としてとらえて欲しい。バイトのために講義を犠牲にするような姿勢ではだめ。キャンパスや教員をとことん利用すべきです。うまくいかないことを他人や病気のせいにしないこと。困難に直面しても現実を直視し、客観的に事態を分析して、自分に何ができて自分が何をすべきかを判断する能力を大学時代に磨いて欲しい。いかなる経験も人生の指針として無駄なものはないという認識を持つことも必要です。一生つき合える友達も大学で得られるもの。

どんな研究室ですか?

野生生物との共生や保護を目的に、海洋から、河川、湖沼、水田まで水辺に住む生物の多様性や生態系のしくみについて、遺伝子から生態系まで3人の教員が共同で研究しています。環境汚染が水生生物に及ぼす生理・生態学的研究、魚類の進化・系統に関する研究、ブラックバスが在来種に与える影響、メダカやタナゴなど絶滅危惧種の分布生態調査を通じて、水生生物の視点から環境問題を考えます。もちろん研究・教育に重点をおいていますが、研究室全体が家庭的でとにかく楽しい研究室です。

どんな研究室ですか?

受験生へ: 生き物が好きで、学問を深めたいという人であれば近畿大学農学部環境管理学科をお勧めします。現在、さまざまな専門家が分野を超えて総合的に環境教育を進めています。自然豊かな奈良キャンパスを舞台に、いながらにして里山生態学を学べます。将来性のある農学の新しい学問領域です。

在学生へ: 在学中に里山インストラクターと学芸員資格を取得しよう! 生物分類技能検定にも合格しよう!

先生紹介(略歴)

学歴
(大学~)
学校名 学部・学科・専攻名
京都大学 農学部水産学科卒業
京都大学 大学院農学研究科修士課程修了
京都大学 大学院農学研究科博士課程修了
職歴
(主要な職歴)
職務内容
水産庁養殖研究所育種研究室・室長
水産庁中央水産研究所魚類生態研究室・室長
近畿大学農学部水産学科・教授
近畿大学農学部環境管理学科・教授 現在に至る
担当講義科目 野生動物保護論・魚類生態学・生命科学;魚類系統分類学特論・希少生物保護特論
現在の専門分野 魚類学
保全生物学
現在の研究課題 淡水魚の系統分類学的研究/琵琶湖内湖の生態学的研究/希少魚の保護・増殖に関する研究/生物の分布に基づく河川環境評価に関する研究/田んぼの生き物に関する生態学的研究
受賞歴 受賞内容
2009:日本魚類学会論文賞、「魚類標本から見た琵琶湖・内湖の原風景」(藤田朝彦博士と共著)
主な研究活動 活動内容
業績:近年の主な著書に、『ブラックバスを退治する』恒星社厚生閣(共編)、『日本の希少淡水魚の現状と系統保存』緑書房(共編)など。
社会的貢献: 農林水産省・水産庁・環境省・国土交通省など国政に関わる審議会・検討委員約20(そのうち座長4)
日本学術振興会「生物多様性・分類分野」予算・審査委員
所属学会
(主要な所属学会)
日本魚類学会(評議員・自然保護委員会委員長)・日本水産学会・日本生物地理学会・米国魚類・両生ハ虫類学会(Copeia)・ヨーロッパ淡水魚類学会(IEF)など。
クラブ・同好会
自己紹介 根あかで情にもろい。小柄で細身だが、ベンチプレス83kg(38才時・体重67kgの時,今は62kgくらいしか挙げられない?)、骨密度40。 不器用だがミニサッカー大好き。初代タイガーマスクの大ファン。スッポンの飼育・ゼロ戦好き。
近畿大学 農学部
〒631-8505 奈良県奈良市中町3327-204
TEL(0742)43-1511
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