教員紹介

環境管理学科 環境政策学研究室
池上 甲一 教授(農学博士)

どんな研究をされていますか?

1.農業が利用する農地、森林(里山を含む)、水に焦点をあてて、その利用や管理を巡る社会的な制度、慣行、自然観・環境観などを国際的に比較研究しています。

2.貧困は最大の環境問題だという観点から、特に貧困の深刻なアフリカを対象に農業・農村発展の可能性と方法を研究しています。その一環として、いわゆるフェアトレードの研究を進めています。

3.日本の過疎地では棚田や山林の資源・環境管理が困難になっているので、こうした地域の活性化方法を実践的に研究しています。

大学生活でどんなことを学んで欲しいですか?
そのためにどんな取り組みや工夫をされていますか?

農学部の学習・教育は多かれ少なかれ生命を対象にします。そこで、何よりも生命に対する深い愛情を養ってほしいし、同時に社会的に弱い立場からこの問題を発想する力を身につけてほしいと考えています。そのために、近大のキャンパスにある里山とその周辺地域を舞台にした修復活動を、地域のNPOと一緒に推進しています。また過疎地域の村づくりを考えるために、できるだけ現場に出かける工夫をしています。

どんな研究室ですか?

学生たちの自由な発想を尊重し、その自主性と社会性をうまく育てることに重点を置いています。そのために、座学に専念したり、研究室に閉じこもったりするだけではなく、実際に現場に出てみて村の人たちやNPOの人たちと交流して、発想に磨きをかけることに重点を置いています。現場に出ると、学生たちの能力は飛躍的に向上します。

最後にメッセージをお願いします

私たちの研究室のフィールド活動は、村づくりのための地域セミナーと里山・棚田の修復活動に大別されます。前者は京都府の過疎地域を対象に、1年間に数回訪問して調査・分析・提案(政策化)を行う合宿型のセミナーを15年近く続けています。後者については、キャンパス里山の棚田を利用した古代米の郷プロジェクト、周辺地域の棚田・里山修復、環境教育など多彩な活動を展開しています。合宿や共同活動によって、仲間たちとの絆が非常に強くなり、卒業後も大事なネットワーク資産として活用されています。

先生紹介(略歴)(クリックすると詳細がご覧になれます)