教員インタビュー

バイオサイエンス学科
天然物有機化学研究室
北山 隆 教授(理学博士)※取得学位の表記については、本ページ統一表記となっております。

天然低分子のパワー。知られざる反応の発見と、
医薬品や材料開発をターゲットとした新しい物質の創製に挑戦

石油資源に代わる殆ど利用されていない植物資源。そこに大量に含まれる低分子の持つ我々がまだ知らない反応性に着目。有機合成化学的にこれを解明すると、新しい医薬品や香料の開発に欠かせない「新しい構造」の設計が可能となり、人類に役立つ物質を作ることができるのです。
現在は、ハナショウガに含まれるゼルンボンやラズベリーに含まれるラズベリーケトン、オミナエシに含まれるバレレン酸などを利用しています。

大学生活でどんなことを学んで欲しいですか?
そのためにどんな取り組みや工夫をされていますか?

とにかく、自分が目標にできるものをつかみ、生き生きと熱意をもってそれを目指してほしいと思っています。講義では、学生自身が勉強意欲を掻き立てるよう、学問の面白さのヒントを伝えるように心がけています。研究室(3年生以上の分属学生)には、最先端の研究テーマを与え、学問がいかに実験研究と関連しているのかを実体験してもらい、最新の研究結果を出す喜びを味わってもらおうと思っています。

どんな研究室ですか?

天然物有機化学を研究対象として、有機合成化学技術を用いて、それぞれ異なるテーマで研究を行います。研究に一心不乱に取組む過程で人間性も同時に磨かれるため、毎年、急激な成長が見られます。またゼミ旅行や研究会などの行事を通して、研究室内の仲間達だけでなく、近い目的をもつ他大学の仲間達とも刺激を与え合い、親睦を深めてもらっています。

最後にメッセージをお願いします

「熱意:passion」こそ自分自身を向上させるキーワードです。今が自分を磨くチャンスですので、何事にも恐れずに取組んで下さい。

先生紹介(略歴)

学歴
(大学~)
学校名 学部・学科・専攻名
京都大学 理学研究科化学専攻
職歴
(主要な職歴)
職務内容
花王株式会社入社(栃木研究所):医薬部外品(美白剤(ソフィーナ)、入浴剤(バブ))の開発
近畿大学農学部・助手 
同 講師・助教授・准教授(職制移行)・教授
2002~2003年にThe Scripps Research Institute (在外研究:USA)
担当講義科目 有機化学Ⅰ・Ⅱ、有機反応化学、分子構造解析学、生物有機化学実験など
現在の専門分野 有機合成化学、創薬化学、天然物有機化学
現在の研究課題 反応多様な天然材料を利用した有機合成と応用(ハナショウガなどの利用)
高選択的酵素阻害剤の合成による低副作用医薬品の開発研究
受賞歴 受賞内容
日本農芸化学会奨励賞
主な研究活動 活動内容
【著書】生薬単(NTS) 現在第4刷 その他
【学会】「日本農芸化学会」や「TEAC」、その他学会にて多数発表
【論文】J.Org.Chem.やBioorg.Med.Chem.Lett.、Tetrahedron 関連誌などに掲載
【記事】読売新聞(2008年1月1日)、朝日新聞(2005年8月20日)などで紹介
【研究会設立】2006年に天然物の有効利用を考える「ハナショウガ研究会」を発足し、研究会を毎年開催
【依頼講演】大手製薬会社・大手化学系企業における講演、高校からの依頼講義など多数
所属学会
(主要な所属学会)
日本農芸化学会、日本化学会、アメリカ化学会、日本薬学会、有機合成化学協会、日本材料学会、日本油化学会
所属研究室HP
自己紹介HP
近畿大学 農学部
〒631-8505 奈良県奈良市中町3327-204
TEL(0742)43-1511
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