2003年度飛鳥祭ごみ対策
毎年11月に行われる飛鳥祭。楽しい学祭の後には、毎年かなりの量のごみが出ます。
"華やかな学祭を中身もキレイに”と、エコプロは学祭のごみ対策に取り組みました。
1.調査
まず第一歩として、これまでの飛鳥祭でのごみ対策について調べました。他大学の対策や先輩の意見を参考に話し合いました。
2.提案書作り~実行委員さんとの協力・実行
学祭でのごみ対策は、なかなか規模の大きいものになります。
エコプロのような小規模な団体では影響力や実行力が小さすぎるので、実行委員さんと協力し、学祭全体で取り組もうということになりました。調査で調べたごみ対策の状況・問題点・対策案を提案書としてとしてまとめ、実行委員さんへ提出しました。
今回は実行委員さんが学生の中から募集したごみ収集ボランティアにエコプロメンバーで参加し、手伝う形になりました。手伝いと言っても、できることは提案 書から採用してもらい話し合いの場も持ってもらえたので、「実行委員さんと協力して」という目標には近づけたのではと思います。
今回主に提案したのは次のことです。
①容器の一斉購入、エコトレーの使用
リサイクルできる容器を使用する。屋台を出すサークルや団体が各自で購入するのではなく、実行委員などがまとめて同じ業者から購入する。リサイクル容器を販売する業者は、自社の容器なら使用後に引き取ってリサイクルしてくれるので、容器の回収や郵送などリサイクルの作業が簡単になり確実にリサイクルに回せる。
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容器の一斉購入は準備期間などの都合で時期的に間に合わず(恐れていた予感が的中)採用できないということになりました。各サークル・団体が、どんな形を何枚必要かを事前に調べ、種類・枚数・予算を考えなければいけませんでした。
②割り箸のリサイクル
屋台で使用される割り箸を回収し、リサイクルしてくれる業者へ送る。
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割り箸専用の回収箱を用意しました。
③ごみの徹底分別
容器の他に、燃えるごみ・燃えないごみ・缶・ビン・ペットボトル・その他プラスチック・割り箸の8分別に分ける。
分別によってその後の作業が楽になり、リサイクルし易くなる。
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一斉購入の不採用で数種類の容器ごみが出ることに。しかしほとんどの屋台はPSP容器(発泡スチロール製のスーパーで回収しているあれ)を使用すると予想がつきました。PSP容器はいくつかのメーカーが無料回収を行っているので、発泡スチロール容器専用のごみ箱を用意し、回収してリサイクルすることにしました。
④ごみステーションの設置と分別指導員の配置
あちこちにごみ箱を設置するのではなく、分別仕様のごみ箱と分別指導員のいる大規模なごみ捨て場「ごみステーション」を数箇所に設置する。ごみ箱が溢れ返るのを防ぎ、ごみを捨てに来た人に分別意識を高めてもらうことができる(かもしれない)。
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8分別のごみ箱をメインの3箇所に設置し、エコプロメンバーが分別指導員として駐在しました。
ごみ収集スタッフは実行委員さんを合わせても人手が足りなかったので、エコプロメンバーが参加したことで分別指導員の配置は実現できたと思います
⑤学生へのMY箸・MY皿運動の呼びかけ
たとえリサイクル容器を使用しても、ごみを出さないことが一番。学生は皿や箸を持ってくるようにしよう!という呼びかけ。
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PRのたて看板を作りました。
3.結果・改善点
他大学の取り組みを参考に見よう見まねで取り組んだ今回のごみ対策は、下調べから実行まで全ての段階で情報収集や時間が不十分だったことなど多くの反省点 が残りました。学祭ギリギリに突然持ち込んだごみ対策の提案書に、実行委員さんは忙しい中協力してくれました。実際にごみ回収や分別指導に取り組んだことで、学生・来客のごみに対する意識や、飛鳥祭のごみの様子が分かり、分別アピールの仕方やごみ箱の改善など、今後の参考になることがたくさんありました。 その大学の学祭合ったごみ対策を見つけることが大切です。
〔改善点〕
○出されるごみの量に対して、ごみ箱の数・大きさが足りなかった。3箇所に設置した分別仕様のごみ箱の他は、色々なごみが混ぜて捨てられ溢れ返っていた。
→分別仕様のごみ箱の設置数を増やし、さらに一箇所のごみ箱の大きさを改善する。
→分別仕様のごみ箱以外は使用禁止にする。
○出されるごみとごみ箱の分別表示が一致していなかったため、混乱を招いた。
→燃えるごみ・燃えないごみ・その他プラスチック・発泡スチロール容器の区別が分かりにくかった。
事前に屋台や学祭準備によって出るごみを調査し、どのようなごみが出るか予想を立てて、分別表示や形状を工夫する。
→ごみは食品トレーが一番多いので、屋台で使用する容器の種類をPSP容器に統一して回収しやすくする。(ごみの種類を少なくする)やはりエコトレーを導入したい。
○屋台のごみを1つにまとめて捨てに来たり"学生”のごみに対する無関心さが目立った。
→事前に屋台出展者を集めて説明会を行うなど、ごみ対策についてのアピールをしっかり行う。
→MY箸・MY皿運動、エコメニュー(たこせんなど容器の要らないメニュー)のアピールを早くから行う。
○せっかく回収した割り箸と発泡スチロール容器は、学祭の片づけでバタバタしているうちに、結局燃えるごみとして処分してしまった。
→回収後のルートをしっかり調べておく。分別をした後が一番重要・・・。
4.エコプロとしての活動
全体でのエコトレー導入はできなかったので、まずはエコプロの屋台で小規模にやってみようということになりました。
エコトレーの存在を多くの学生や来客者に知ってもらうため、PRの仕方や人気の出るメニューなどを話し合いました。
エコトレーはたくさんの企業の色々な種類の中から「ヨコタ株式会社」さんの「ミンミ・リ・リパック」というプラスチック二重構造容器を使うことにしまし た。ミンミ・リ・リパックは、プラスチックトレーの表面に薄いフィルムが貼ってあり、使用後にそのフィルムを剥がします。そしてトレー本体は独自のリサイクルシステムに回り、フィルムは燃えるごみに捨てることができるエコトレーです。本体が汚れないのでリサイクルし易いこと、フィルムを自分で剥がしてもら うことでエコトレーに興味を持ってもらえることが特徴です。
トレーをリサイクルするためには、確実に回収しなければいけません。そこで「デポジット制」を併用しました。デポジット制とは、商品に容器代を上乗せして 販売し、容器回収後に上乗せした代金を返金するというものです。今回エコプロの屋台では、150円の焼きりんごにトレー代50円を上乗せして200円で販 売しました。
購入してくれたお客さんも、フィルムを剥がすのが楽しいと、興味津々で協力してくれました。
少ない準備期間と不十分な情報収集という状態で、いきなり学祭全体で・・ではなく、まず実験的な規模で取り組むことになったエコトレー初導入は、初めの目標 とは少しずれたものの、結果的には良かったのではないかとも思います・・・。エコプロ屋台での販売数やトレーの回収率などは、今後エコトレーを学祭全体で 取り入れていく場合に必要なデーターの土台になると思います。