-研究成果の概略-


<有用遺伝子探索>

1)環境ストレス耐性に関与する有用遺伝子群の探索と分子育種への応用(重岡 成)

a)アクティベーションタギング法による変異株作製と有用遺伝子の分子特性
b)サブトラクション法による強光ストレス応答遺伝子の探索、
c)選択的スプライシング機構に関与する環境ストレス応答因子の同定と機能解析、
d)アスコルビン酸(AsA)生合成の制御因子の同定と機能解析、
e)光合成に関する炭素代謝(ラン藻のカルビン回路のCP12の特性と機能:高等植物のシンク/ソース器官の炭素代謝)

 

2)植物由来遺伝資源を用いた高付加価値生産システムの開発と応用 (内海 龍太郎)

a)二成分情報伝達ネットワークとその阻害剤の開発研究
 a-1二成分情報伝達ネットワークの分子機構解明
  *大腸菌EvgA/EvgS-PhoP/PhoQ情報伝達ネットワークの発見
  *センサー−レスポンスレギュレーター間のクロストークの解明
  *その他の二成分情報伝達システムの解明 (枯草菌YycF/YycG二成分情報伝達ネットワーク研究、
  大腸菌 CpxR/CpxA成分情報伝達システムによる突然変異制御機構
 a-2 細菌情報伝達に関与する蛋白質を標的にした選択的な阻害剤単離のための
   ハイスループットシステムの構築
 a-3 レスポンスレギュレーター(RR)YycFの結晶化と阻害剤の単離
b)バイオコンビナトリーケミストリーの基盤研究
 b-1 センサーキナーゼ、YycGを阻害するハナ生姜由来ゼルンボン(セスキテルペン)誘導体
   の合成
 b-2 生姜ゲノムの解析
 

3)植物における選択的スプライシング機構の解析(島本 功)

 

<生体機能素子探索>

4)植物由来の有用蛋白質の機能解析 (深溝 慶)

a) イネ由来のキチナーゼの機能解析
b) オオムギ由来クラスキチナーゼの構造と機能
c) シロイヌナズナ由来のキチナーゼの生理機能
d) ラン藻由来のグルカナーゼの分子機能と生理機能

 

5)植物の対食植者戦略に寄与する揮発性シグナル分子に関する研究(松田 一彦)

a) ナミハダニにより食害を受けたリママメの応答
b) オオタバコガによる食害に対するトマト幼苗の応答と揮発性物質によるシグナル伝達
c) 除虫菊幼苗から物理的傷害に応じて生じる揮発性物質の同定とピレトリン生合成に対する揮発性物質の作用
 

6)熱帯性植物由来の医薬品、香料等のファインケミカルの開発(北山 隆)

a) Sharpless不斉酸化反応検討と新規不斉誘導体の開発
b) Doering-LaFlamme allene synthesis法による環拡張反応検討
c) 環解裂反応を利用した新規多剤耐性菌抗生物質の開発
d) 共役二重結合保持型ゼルンボン誘導体の開発

 

7)野生スイカにおける有用成分の高度利用(横田 明穂)

a) 乾燥ストレス下におけるCLMT3の発現解析
b) 活性酸素消去能などのCLMT3タンパク質の生化学的な性質、
c) RNAiによりMT遺伝子の発現を抑制させた形質転換野生種スイカの表現形やストレス耐性の解析

 

<機能解析・評価>

8)生活習慣病予防に寄与する有機低分子ならびにペプチドの評価(河村 幸雄)

a)食品タンパク質由来の生理機能性ペプチドの構造と作用機構
 a-1 豚トロポニンC由来アンギオテンシン変換酵素阻害ペプチドの特性
 a-2 植物タンパク質消化物の血圧降下作用
b)クズの骨代謝改善効果
 b-1 クズの根の経口投与による骨粗鬆症モデル卵巣摘出マウスの昂進した骨吸収の正常化
 b-2 クズの根のイソフラボノイドの分析

 

9)果樹タンニンの生成機構と有効利用(宇都宮 直樹)

a)カキの甘渋性識別マーカーに関する研究
b)カキ培養細胞におけるタンニン合成の可能性
c)マンゴー果実におけるアントシアニン形成機構の解明
d)マンゴスチンの葉におけるアントシアニンの特性
e)有用樹種における品種同定
 e-1サンショウの系統分類
 e-2レイシにおける品種同定

 

10)植物におけるDNA修復機構の解明(真木 寿治)

a) 自然突然変異の発生における酸素ラジカルの役割
b) 損傷乗り越えDNAポリメラーゼによるDNA複製フォーク進行阻害の回復過程
c) 鋳型スイッチングエラーの特異的修復機構


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